Client
自社開発
Service
Vregi
Our Mission
開発経緯
次世代クラウド型POSシステム
ベトナムでは、まだ個人店舗が多く、これからチェーン店化や売上データ、顧客データのデジタル化が進むと思われる。(2020年時点でベトナムの外食市場は日本円で約2兆7,559億円の規模があり、540,000の飲食店、22,000のカフェ・バーがあるという調査結果がある)
当社はこの波にいち早くのり、お客様に貢献したいと考えて、より安く、より最新のPOSを提供したいと考えました。
ソリューション
クラウド型システムの採用
従来のPOSでは、店舗内にサーバを設置し、お客様がデータも管理されることが当たり前でした。しかし、店舗はサーバのようなIT機器を設置するに向いた環境とはいえません。IT機器は冷たく、乾いた部屋においておく必要があるためです。またサーバのメンテナンスには経験豊富なエンジニアも必須になります。
そのどちらも、通常の店舗にはありません。
当社では、これを打ち破るべくサーバを信頼性の高いデータセンターに配置するクラウドサーバにすることにしました。
クラウドサーバにすることのメリットとして、
・安全なデータセンターでデータが守られ、サーバ管理のプロがメンテナンスしてくれる。
・高価なサーバを店舗ごとに買っていただく必要がない。
・セキュリティの対応もデータセンターにあるサーバを更新するだけで済む(もちろん、店舗様にはPOSやハンディ端末のアプリもあるため、こちらは自動的に更新)
・離れた場所からでもリアルタイムで、売上データなどを閲覧できる
といったことが挙げられます。
仕様策定
実際に開発者がレストランで働く
本当に使われるPOSとはなにか。
現場のレストランでは、どういったことに困っており、どういうシステムにすれば、お客様に喜んでいただけるのか。
POS開発にあたり、もっとも重要なシステム仕様を作るために、Vregi開発者はお客様のレストランで働くことにしました。
注文があり、紙に注文が書かれ、給仕係が厨房へ手渡される。
厨房のスタッフは、注文書をみて料理を作り、また給仕係に手渡す
最後に注文書をもとに、会計がなされる。
この間のプロセスに、さまざまな問題や無駄があり、こうすれば効率化できるというアイデアがたくさん生まれました。レストランのオーナーやマネージャにも何度も開発現場に来ていただき、議論を重ねた結果、生まれたのが現在のVregiになります。
構成
システム構成
店舗情報(POSやハンディーターミナル)から得られる情報をリアルタイムにクラウドサーバへ格納し、売上分析などの各種レポートへリアルタイムで反映されます。本部からは、そのデータを遠隔で見る事が可能です。
技術:Python、Typescript、Angular
環境:VNGCloud (※)ベトナム国内クラウド